ウィクロス、WSメインにまったりとTCG。 アニメよりもドラマ好き。実写化、てめーはダメだ。  コメント等お待ちしております!

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相棒×WIXOSS #2 ピーピング・アナライズ 

―長い間、寝ていたような気がする。気がついたら光が差し込んできた。
ああ、きっと目の前にはセレクターが居るのだろう。最強のセレクター「小湊 るう子」が。

目蓋を開けるのもそこそこに、彼女は呟いていた。カードの外に居るであろう少女に向って。


「こんにちは、セレクター。」


うっすらと目蓋を開ける。・・・そこには居るはずの少女は居らず、代わりに初老の男が静かに立っていた。

何かの間違いである。こんな事はありえない。よりにもよって男性がセレクターなどと・・・。セレクターは女性、それも少女と決められているのではなかったのか。

ふと有る事に気づく。そうだ、何も目覚めたときに、目の前に居た者がセレクターであるという確証は何一つ無いのだ。たまたまそこに居ただけ・・・。しかし、彼女の期待はあっさりと、音も無く崩れ去るのである。


「おや、米沢さん何かおっしゃいましたか。」
杉下が尋ねる。どうやら、聞こえていたらしい。

「いいえ、私は何も。」
当然ながら、声の主は米沢ではない。先ほどの声はどう聞いても女性のそれであった。

「おかしいですねぇ・・・確かに聞こえたのですが。女性の声のような気もしましたが・・・。」

「・・・もしかして、聞こえるの。私の声が・・・」
イオナは恐る恐る口にした。聞き間違いである事を願って。しかし・・・。

「はい?まさか・・・いえ、そんなことは・・・」
杉下の顔がこわばり、痙攣をし始める。感情が高ぶると顔が痙攣してしまう。彼の悪い癖であった。

「どうかしましたか。先ほどから何か様子がおかしいですよ。」
不安になった米沢がたずねる。

「えぇ。そうなんです。ありえないことなのですが・・・。現実に起こりうるはずがないのですが・・・。こんな・・・いや、まさか・・・。」


「カードが、しゃべっているのですよ。」



鑑識課の詰所には、杉下と米沢以外に人は居なかった。となると、状況的に見て先ほどの声の主はこの「イオナ」というカードか・・・。もしくは杉下の聞き間違いか。

米沢にはどうやら声は聞こえなかったらしく。

「らしくないですなぁ。きっと日ごろの疲れがたまっているんでしょうな。休まれる事をお勧めいたしますよ。」
といった具合に軽くあしらわれてしまった。

それどころか、今週の土曜日に「ウィクロスパーティー」なる大会が開催されるらしく、お互い非番だった為約束を取り付けられてしまった。

「どうやら、米沢さんには聞こえなかったようですね。それにしてもカードゲームの大会ですか。初心者のうちに潰しておこう、という魂胆なのでしょうかね。」

「杉下さん、また鑑識ですか。いい加減僕を置いていくの、やめてもらえませんか。」
細目で長身の男が声を掛ける。

「おやおや、今は捜査中ではありませんよ。僕が何処へ行こうと君に関係ないはずですが。それとも、僕の監視が君の仕事でしたか。」

「杉下さんが鑑識に行くということは何か事件でしょう。それくらいわかります。」
それでも尚、食い下がるこの男は神戸 尊。元々は警察庁警備局の警視という俗に言うキャリア組だが、現在はとある任務の為事実上警部補に格下げとなり、杉下右京の相棒を演じている。

「前回の捜査のお礼をしにいっただけですよ。それよりも神戸君。君に見せたいものがあります。」
杉下は徐に先ほどしゃべっていた「イオナ」のカードを手にする。

「なんでしょうか、僕に見せたいものって。これは・・・カードですか。意外ですね。杉下さんにこんな趣味があったなんて。」

「人の趣味をとやかく言うものじゃ有りません。もっとも、これは僕の趣味ではなく、米沢さんの趣味ですが。」

「イオナさん、と言いましたか。何かしゃべってみてもらえませんか。」

「・・・無駄なこと。セレクター以外に私の声は聞こえないわ。」

「・・・! どうしたんですか、杉下さん。やっぱり天才となんとかは紙一重だったんですね。カードに話しかけるなんて。」
杉下の余りに突飛な行動にあっけに取られたのか、どこか動揺している。

「なるほど、どうやら君にも聞こえていないようですね。」

「当たり前です。馬鹿げた事をしている暇は有りません。僕はもう上がらせて貰います。」
神戸は部屋の一角に立てかけてあった名前の書かれた木札を裏返しにしながら、そそくさと帰っていってしまった。


「・・・彼、聞こえていたわ。」
イオナの意外な言葉に表情一つ変えることなく杉下が返す。

「やはり、そうでしたか。僕も長いこと彼と組んでいますがね。あの驚き方は少し妙でしたよ。」

「ルリグはセレクターが分かるのよ。彼は間違いなくセレクターね。」

「おや、僕は例外なのではありませんでしたか。僕以外にも男性のセレクターがいるということですか。」

「そういうことになるわね。・・・所であなたの願いは何?差し支えなければ聞いておきたいのだけれど。」
セレクターバトルで勝ち続けたセレクターは、願いをかなえることが出来る「無限少女」へとなることが出来る。

「僕の願いですか・・・。そうですねえ・・・。」


「この奇妙なゲーム、セレクターバトルの真相に辿り着く事、でしょうかね。」



杉下は前妻が切り盛りする料亭「花の里」で酒を嗜んだ後、帰路に就いていた。
勝ち続ければ無限少女に。3回負けてしまうと権利が剥奪される。セレクターバトルについては、イオナから簡単な説明があった。

しゃべるルリグカード、セレクターバトル。そして相棒である神戸がセレクターであるということ。色々な事が起こり過ぎた。
しかしながら、杉下は謎の高揚感に包まれていた。昔から幽霊やオカルト、都市伝説のようなものに対して、憧れのようなものを抱いていたのである。

「ルリグ・・・LRIG・・・GIRL・・・なるほど。」

「細かいことが気になってしまう。僕の悪い癖。しかし・・・どうも嫌な予感がしますねえ。」


ふと、向こう側から一人の少女が歩いてくるのが分かった。時刻は23時を回ったところである。

「いけませんねぇ、女の子がこんな時間に一人で出歩いていては。」

「・・・!あ、あいつは・・・!」
イオナが声を荒げる。

「おや、お知り合いですか?」

「あはっ。初心者っぽいおじさんはっけーん。晶ラッキー!アキラッキー!」
突然少女が声を上げながら近づいてくる。

「でもぉ、本当にこのおじさんがセレクターなの?間違いないの?ピルルクたん?」

「こんな夜中に出歩いていてはいけませんよ。僕は警察の人間です。あなたを補導します。」

「だって~。お酒飲んでるおじさんに言われても説得力ないよねぇ。セレクター同士が出会ったらセレクターバトル、するしかないよね!」
どうも扇情的な性格のようで、隙あらば挑発を入れてくる。対して、「ピルルク」と呼ばれる彼女のルリグカードは対照的で、冷静沈着な性格のようだ。

「しかも、あのおじさんのルリグってイオナじゃない?これはチャンスだよね。セレクターバトルでイオナをフルボッコにしちゃうチャンスだよねぇ!」

「どうやら、戦うしか無いようですね。こういったゲームは不得手なのですが、仕方ありません。」
人気の無い場所へと移動し、二人はお互いのルリグカードを見せ合う。


「オープン!」



気が付くとそこは、現実とは思えないほど非現実的な、おぞましい空間であった。大きな時計のようなものが、空高くに見える。

「黒と青の2色・・・。どうやら、あれは手番を示す器材のようですね。」
時計のような物の針は、青色を指していた。

「晶の先攻ね!アキラッキー!あのね、晶ぁもう後が無いの。これで負けちゃうと権利が剥奪されちゃうんだ。だからお願い。手加減してくれないかなぁ?」

「生憎ですが僕も初心者です。初試合で手加減が出来るほど、器用な人間では有りません。」

「へぇ・・・そっかぁ・・・じゃあ本気で潰しちゃおうかな。」
今までの天真爛漫な表情から打って変わって、憎悪を剥き出しにしたような恐ろしい表情に変わる。
どうやら、こちらが本性のようだ。


杉下は米沢の簡単なルール説明で、ほぼ完璧にルールをマスターしていた。その為思いのほかスムーズな試合運びとなっている。それだけではなく・・・。

「何なの、この人。まるで初心者とは思えない。1手1手に無駄が無い。これでは、本当に・・・。」
初心者とは思えないプレイングスキルにイオナは驚いていた。ライフクロスの枚数こそ互角だが、完全に杉下が押していた。

「本当に初心者なの、あのおっさん・・・!強過ぎんじゃねえかよ!ああ!?」
晶が激昂する。無理も無い。明らかに初心者である杉下に完全に押し負かされているのである。

「そうね、初心者よ。才能かしら、ね。」
ピルルクと呼ばれるルリグが呟く。

「あたしには才能が無いってか!?ふっざけんじゃねーぞピルルク!・・・!そうだ、そうだよなぁ!あれを使えばいいんだよ!」
現状を打開する策を思いついたのか、晶はアーツの使用を宣言する。

「アーツ・・・!"ピーピング・アナライズ"・・・!」
ピーピング・アナライズ。指定したレベルの手札を全て捨てさせるという強力なアーツ。そして、もう一つ隠された能力が存在する・・・。

「1かぁ・・・?2かぁ・・・?3・・・?それとも4かぁ・・・?」
晶は揺さぶりを掛けるも、杉下の表情は一向に変わらない。

「さて、どうでしょうねえ。一つだけ確認しても宜しいでしょうか。」


「手札が全て、スペルのカードであった場合、手札は捨てなくても良いのですね。」

「手札が全部スペルだぁ?そんなわけねーだろうが!あたしが選択するのは4!レベル4のカードを全て捨ててもらう!」
・・・杉下の手札に何の変化も見られない。

「ちっ・・・!・・・・どういう事だ!?あぁ!?」
ピーピングアナライズのハンデス効果の副産物として、相手の手札をすべてみることが出来る。杉下の手札は・・・
捨てさせることの出来ない、スペルカードしか手札に無かったのである。

「どうやら無駄打ちだったようですね。イオナさんのアドバイスが活きました。」
イオナのアドバイスとは、なるべく手札にシグニを残さない事。晶のアーツを読んだ上でのアドバイスだった。

「まぁいい・・・。本命はこっちだ!ピルルク!あのおっさんの願いを暴いちまえ!」
ピーピング・アナライズのもう一つの能力、それは相手の願いを読み取る力。

「・・・あの人の願いは・・・。」

「・・・セレクターバトルの真相に辿り着く・・・事。」
淡々とピルルクは告げる。

「はぁ・・・?んだよそれ!そんな願い有りかよ!はは・・・!こいつは傑作だ。あのおっさん、自分が何してんのかわかってんのか・・・?」

「何がおかしいというのですか。僕はこのセレクターバトルが大きな事件に発展する可能性があると考えます。未然に防ぐことが出来る事件ならば、防ぐに越したことはありません。」

「そんなわけのわからない願いをかなえるために、あんたは他人の願いを踏みにじるっていうのか!」
晶はさらに激昂する。しかし杉下は・・・。

「願いと言うものは元来、自分で叶える物ですよ。まして、こんな眉唾物のゲームを信じて、楽をしようとしているのはあなた方ではありませんか。確かに、セレクターバトルに縋るしかない人も居るはずです。ですが・・・それでも。自分で何とかしようとしない人に、本当の意味で願いが叶うのでしょうか。」

「あなたの願いが何なのか。僕には知る由もありません。しかし・・・。」

「この勝負、勝つのは僕達です。」




結果は杉下の圧勝だった。最後に残していたスペルカードには、シグニをトラッシュから回収するカードが殆どで、晶の「戦線が維持できないであろう」という予想は大きく外れたのであった。

「何とか、勝つことが出来ましたねぇ。」
彼なりの謙遜なのだろうか。かなりの余力を残していたように見えるが。

「あの子はこの敗北で3回目。セレクターの資格は剥奪される。そして・・・。」
イオナは言い含める。まるで核心を隠すかのように。

「そして・・・何でしょう。」

「あなたはまだ知らなくて良いわ。セレクターバトルの真相が知りたいんでしょう。」

「そうですか。ではまた今度の・・・楽しみに取っておきましょうか。」





街頭がまばらで、静かな夜道だった。
杉下右京とのセレクターバトルに敗れ、セレクターとしての資格を失った蒼井晶がそこに居た。

「くそっ・・・!ふざけやがってあの親父・・・!お陰でピルルクはどっか行っちまうし・・・!」

「まぁ・・・いいか。あたしの願いはもう叶ってるんだからな。」
彼女の願いは・・・浦添伊緒奈の破滅だった。ルリグカードに閉じ込められた彼女の姿を見たとき、晶は確信した。
自分が願わずとも、願いは叶っていたのだと。

ふと、暗闇から一人の紳士が現れる。

「君は3回負けてしまったんだね。悲しいことだけどペナルティを与えないといけないね。」
抑揚の無い淡々とした声。その表情は子供の落書きのような笑顔が書かれた、仮面で隠されていた。

「君の願いは確か・・・浦添伊緒奈ちゃんの破滅だったかな?ひどい願いだ。」

「な、なんなんだよ!てめえは!!」

「君は女の子だろ。そんな乱暴な言葉を使っちゃいけないよ。君の願いはね。返ってくるんだよ。」
不気味な紳士は続ける。

「真逆になってね。」

不気味な紳士の手には鋭利なナイフが握られていた。それを思いっきり・・・晶の顔へと振り下ろした。
何度も、何度も切り付ける。

「ぎゃあああああああああああ!!」
晶の、断末魔が聞こえる。


「どうだい、すごいだろ?」

「今日は良い天気だね。・・・本当に良い天気だ。」

「でもおじさんは、曇りの日の方が好きだな。」



終わり。

所々雑ですね。とりあえず第2話っす。

続く・・・のか?
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[ 2015/08/15 14:34 ] 小説っぽいの | TB(0) | CM(0)

相棒×WIXOSS #1 ブラック・クレイヴ 

白窓の部屋。ホワイト・ガーデン。そこは夢幻少女の行き着く場所。

「クロは悪い子。みんなの嫌われ者。クロはずっと戦う運命。」

呟いていたのは白髪の少女。片割には眠りに就いた黒い少女が一人。

「るうのルリグになりたいの?そんな事、認めるわけないじゃない。悪い子の願い事なんて・・・。」

「あなたのセレクターは・・・ふふふ」


…気が付くとそこは何も無い、黒い世界だった。新しいセレクターの元に渡ったのだろうか。

「私は・・・最強のセレクターの・・・るうのルリグに・・・。」

すると微かに話し声が聞こえてきた。どうやら男性のようだ。2人・・・だろうか。
彼らは当然セレクターではないのだろう。セレクターに選ばれる人間は、例外なく少女と決められていたからである。

彼女は再び、眠りに就いた。




―警視庁 鑑識課―

メガネを掛けた、初老の男が小太りな、これまたメガネを掛けた男性に小さな紙切れを手渡す。

「米沢さん、この間はとても助かりましたよ。これはこの間のお礼。お受け取り下さい。」

米沢、と呼ばれた小太りの男が顔をしかめる。

「これはこれは杉下警部。・・・このチケットは・・・。」

「ええ、月亭方正師匠の落語の講演会です。僕はあいにく興味がありませんので、良ければと思いお渡ししました。」
表情を変えずに淡々と語る様はどこか、気難しい雰囲気を与える。残念な事に本人には全く自覚は無いようだ。

「は、はぁ、そうですか。いやぁ・・・実は私もあんまり興味が・・・。まぁ、頂ける物でしたら頂いて置きます。」

「ええ、是非そのようになさってください。・・・おや、この箱は何でしょう。」
杉下は黒いCDケースのような紙製の箱を指差し尋ねた。

「あぁ、これは私物でして。WIXOSSというカードゲームなのですが、ご存知ですか。」
真に残念な事に、この鑑識。私物を職場に持ち込んでいる様である。それも遊び道具を。

「職場に遊び道具を持ち込むとは・・・感心しませんね。僕も職場にチェス盤を持ち込んではいますが、あれはインテリアの一環です。決して、勤務中に嗜む為のものではありません。」

質問に答えることなく素行の悪さを指摘する杉下に対し、米沢はぐうの音も出ないようであった。

「…真に申し訳御座いません。ですが職業柄、自分の時間と言うものが余り有りませんで。先日も非番だったのですが、捜査協力を依頼されまして。おかげさまでこのように、勤務前のわずかな時間で購入した次第です。」

言い訳がましく聞こえるが、非番の彼に捜査協力を依頼した人物こそ、誰であろう杉下である。

「なるほど、そういうことでしたか。所でWIXOSSというゲームですが、今若い女性に人気のカードゲームの様ですねえ。僕はこういったゲームに余り興味はありませんが、話なら聞いたことがあります。」

「さすがですな。何でも知っていらっしゃる。時に、若い女性に人気たる所以はご存知ですか。」

「いいえ、僕も少し気になっていました。こういうゲームは主に男性に人気が出るはず。それなのに女性。しかも若い女性に人気。どこか、違和感を覚えますねえ。」

「まぁ、TCGは男のゲームだ。という事自体若干偏った見方であることは確かなのですが。若い女性に人気を博してる明確な理由があるんですな。」

「理由とは?」

「意思を持ったカードが存在し、それを手にしたプレイヤーはセレクターと呼ばれ、同じくセレクターとなった者同士で戦う。そしてセレクター同士の戦いで何度も勝利を得たセレクターは・・・」

「願いが叶う。と言われています。」
この手の噂に、若い女性は飛びつくのだろう。噂の信憑性などさして問題ではない。話題性を作ることが大切なのだ。願いが叶う、という文言は宣伝としていささか疑問が残るが、人気を博している辺り効果はかなりのものなのだろう。

「なるほど。・・・面白いですねえ。」

「ただの噂ですけどね。しかしながら現に、この噂のおかげか、人気を博しているのは事実です。どうでしょう。杉下警部も一つ、物は試しに始めて見ませんか。」
面白い、と評した杉下に対し、すかさずゲームを薦めて来る。余程同志が欲しいのだろうか。

「実は・・・。恥ずかしながら大会以外で対戦する機会が無いものですからなあ。」

「そうですねえ・・・。何かの縁です。一つ、頂いていきましょうか。」

「これはこれは・・・。是非とも。こちらはつい最近発売したブラック・クレイヴと呼ばれるスターターセットです。スターターセットの割りに完成度が高く、ビギナーにお勧めな一品となっております。」
パッケージには「ブラック・クレイヴ」の名と、どこか陰のある印象を持つ少女の絵が描かれている。

「おやおや。この少女。どこかで見覚えがあります。確か・・・読者モデルの浦添伊緒奈さんでしたか。」
とにかく何でも知っているのがこの男。杉下右京である。

「良くご存知ですな。そうなんです。これは彼女とのタイアップ商品で、カードに描かれたキャラクターも、彼女を模しているのです。」

「なるほど・・・。では早速開けてみるとしましょうか。」
淡々とした手つきでパッケージを開封していく。

「簡単にルールも説明いたしますので、この後少しお時間いただけますか。」

「いけませんねえ。勤務中ですよ。・・・ですが、お願い致します。少し、興味がありますからねえ。」

「おや、いいんですか?」
意外な返事に思わず米沢が聞き返す。

「良いのですよ。暇な部署ですからね。」

「特命係は。」
特命係は暇な部署。特別に命令が無く、頼まれればなんでもする窓際部署。陸の孤島。人材の墓場。
パッケージが開け終わり、中身を確認しようとしたそのとき・・・。



「こんにちは、セレクター。」






続きは未定。小説ともいえないタダの文ですね。相棒もWIXOSSも好きなので、いっそ完走したいところですが暇なときにボチボチと。
[ 2015/08/03 23:28 ] 小説っぽいの | TB(0) | CM(0)
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